化粧品ロスという広く、深い課題
NPO Beaufaでは、『化粧品ロス』の課題を、SDG`sやサスティナブルが社会にこれほどまでに認知される遥か昔の1990年代後半からその問題提起をして、解決に取り組んできました。
今でこそ、食品ロス、衣料ロスなどが認知され、『化粧品ロス』という言葉を聞くようになりましたが、当時は理解してもらえうことが難しく、この課題を社会に提言して果たして良いのだろうかと自問する時代が長く続きました。
今でこそSDG'sが提唱され全ての産業でサスティナブルな活動が推奨されていますが、
化粧品の過剰生産・過剰廃棄は、バブル崩壊後の1990年代の前半から一部で問題提起が
されていましたが、社会課題として認知されることはありませんでした。
化粧品産業は、社会が安定して、成熟したことによって、美容化粧文化や化粧行動が花開き、日本を代表する産業にまで成長できましたが、市場拡大するための過剰なマーケティング戦略と過当競争が、化粧品の過剰生産・過剰廃棄を増幅させ、課題は年々増しています。
エシカル消費が世界的な活動となっている現在では、各企業の取り組みも少しずつ活発に
なってきており、改善の方向に進みはじめていますが、資源の無駄遣い、過剰な投資、環境への負担を増加し継続しています。
私たちは、まずは小さな一歩として、環境負荷をはじめサスティナブルな意識を社会に共通認識となってもらうために、化粧品を購入する生活者の責任として、化粧品の正しい捨て方を啓蒙する活動をはじめました。
一方で貧困 や格差で化粧品を自由に使えない国内・海外への人たち、戦争や災害等で化粧品を 必要とする人たちは、日本でも、世界でも数多くいます。
への物品の提供に活用することで、地球環境に優しく、 サスティナブルな社会に貢献し、ZERO WASTEを目指す新しい考え方、 その仕組みを構築する活動を行います。